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風来想記

主に福島県を旅しています。その時に出会った風景と感じたことを書き残しています。

画僧 雪村周継が隠棲していたとされる雪村庵

三春町に、室町時代から戦国時代にかけて活動した画僧:「雪村周継」が晩年に隠棲していた『雪村庵』と呼ばれる桜スポットがあります。

雪村庵は三春駅の近くに位置し、雪村桜、雪村梅と名付けられたシダレザクラと梅の古木を楽しむことができます。

建物は後世に建てられたものらしく、庵の前には新しめな賽銭箱も設置されていました。

駐車場の案内板には、「聞こえるのは風の音だけという静寂に、竹林と樹齢数百年のしだれ桜が美しいコントラストを奏でる」と書かれています。

耳を澄ますと、風の音と野鳥の鳴き声、農作業をしているトラクターの音が聞こえてきました。

とても穏やかで心地よく、ここだけ時間の流れがゆっくりと流れているような気さえします。

裏手側には竹林が広がっており、桜の古木と竹林、そして建築物の組み合わせに侘び寂びを感じます。

あえて写真をモノクロに撮影してみても面白いかもしれませんね。

目で楽しみ耳で楽しめる魅力的なスポットだといえます。