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風来想記

主に福島県を旅しています。その時に出会った風景と感じたことを書き残しています。

奥会津の最奥 茅葺屋根の民家が残る小さな集落

福島県にある『茅葺屋根の家屋』と聞いて一番に連想するのは、大内宿でしょうか?

それとも前沢曲家集落でしょうか?

どちらも国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されており、有名な観光地になっています。

しかし観光地化されておらず、ましてや保存地区に選定されていない水引集落をご存じでしょうか?

水引集落は奥会津の最奥、栃木県の県境にもほど近い場所にあります。

観光スポットによくある看板もなく、そこにあるのは普通の小さな集落。

そしてそこに住んでいる人たちの当たり前の生活風景が残っていました。

畑作業をしている人や湧き水で洗い物をしている人、家の前に干されている洗濯物。

そんな田舎では当たり前の生活風景に心を惹かれました。

当たり前の生活風景なのになぜ惹かれるのでしょうか......

秋には外部からの参加者と集落の方たちが一緒に茅刈りをし、維持しているとのことです。

明治頃に全村が焼失する大火があり、現在の茅葺民家はそのあとに越後大工によって建てられたそうです。

秋の時期になったら、もう一度訪れてみたい......そう感じる場所でした。